初めまして,ゴーリストの新卒エンジニアのナカノと申します.
突然名乗ったからに「えっ,君誰やねん」と思われるかもしれません.こんな奴です.
これは、課題発表時の画像なのですが,何だか「ラッパーか,君は?」という感じですよね….
…というわけで,今回は初回投稿ということで私に関することを幾つか述べようかなと思います.
- 自己紹介
- プロフィール
- 大学で何してたの?
- 数理病棟で何してたの?
- 入社までの経緯
- 就活をするも,博士進学を希望するようになる
- 再び就活をするも,数学ロスな状態に陥る
- 数学ロスから脱出し,ゴーリストへ入社する
- 実際,ゴーリストってどうなの?
- 個性的な人
- 受容力ある人
- 入社後から今に至るまで
- 技術研修
- 職種別研修
- そして現在へ
- 今後について
自己紹介
プロフィール
年齢:26歳
最終学歴:修士(某大学の数理病棟を退院)
趣味:読書,視聴(音楽・動画・アニメ・映画),酒を飲む,数学質問掲示板での回答
性格:MBTIによれば,INTJまたはINTPとのこと
大学で何してたの?
大学では,数学科に所属していました.数学科では,主に以下のカリキュラムで専門講義を学習しました.
1年次:基礎講義(数学の入門的内容),線形代数学,微分積分学
2年次:線形代数学,微分積分学,集合論,位相論,複素関数論
3年次:代数学,解析学,幾何学,複素解析学,確率論,数理論理学
4年次:ゼミ
上記は必須のものですが,これら以外にも「専門講義の選択講義」や「集中講義」なども都度に受講しておりました.
ゼミについてですが,数学科の場合は「輪読形式」で進められます.また,指導教官の専門分野の関係で,鏡映群とコクセター群(Reflection groups and Coxeter groups)に関することを1年間勉強しておりました.
数理病棟で何してたの?
数理病棟では,専門講義・集中講義への受講,自主セミナーへの参加,ゼミでの勉強・研究の活動を行っておりました.ゼミの内容に関しては,概ね次の通りです.
修士1年~修士2年の前半
シンプレクティック幾何学(Symplectic geometry)の基礎事項の学習
修士2年の後半
反復積分とモノドロミー表現(Iterated path integrals and monodromy representations)に関する研究
修士2年の前半までをシンプレクティック幾何学について勉強していたのは,指導教官がその分野の専門家だったからです.
入院時はこの分野に対してワクワクした気持ちで一杯でしたが,その難しさにより知識の習得が非常に難航しました.
そのことも理由としてあるのですが,個人的な興味もあって,修士2年の後半では「異分野の内容」を研究内容として選びました.
修論のネタ探しは本来は独力で行わなければならないのですが,教授のご助言により何とかネタを見つけることが出来て,拙いながらも「修士論文の作成・提出・発表」を完遂することが出来ました.
入社までの経緯
就活をするも,博士進学を希望するようになる
大学に残るか,それとも就職するかで非常に迷いました.それで,一旦は修士2年の時に就活をしていました.
ところが,時間が経つにつれて進学したい気持ちが強くなり,最終的には「博士課程への進学」を希望するようになり,修論提出後に「博士課程の進学試験」を受けました.
再び就活をするも,数学ロスな状態に陥る
しかし,残念ながら不合格となりました.合格発表の紙を見た時はまさに茫然とした状態になりましたが,学部と院で奨学金を借りていたこともあり再び就活を始めることになりました.
大学院を出た後は就活を行っていたのですが,徐々に数学ロス(数学を研究する環境から離れたことで喪失感を抱き,虚無的な状態に陥るさま)な状態になってしまいました.
心の中では「数学ロスを解消しようとする願望」と「現状を何とかすべきだという思い」が共存し,それらの葛藤に苛まれ,非常に辛いものがありました.
数学ロスから脱出し,ゴーリストへ入社する
そんな中,ある時に「とある就活イベント」があることを偶然知りました.怪しげに思う一方で興味があり,思い切ってそこに飛び込んでみました.
その場では様々な興味深い方々と出会うことが出来て,企業とのセッションの際にゴーリストのCOOの方とイイオさんに出会いました.そこからは何とか最終面接まで進み,ご縁があってゴーリストから内定を頂くことが出来ました.
その後,入社に関する諸手続きを行い,物件探し・引越しの準備などに追われました.特に,後者に関しては両親や祖父母に協力して頂いた部分が多々あり,今でも感謝しています.そして,4月にゴーリストに無事入社することが出来ました.
実際,ゴーリストってどうなの?
個性的な人
COOの方からは「うちは個性的な人ばかりだから」と聞いていたのですが,何人かはマトモな方がいらっしゃるだろうと思っていました.そして,いざ入社してみると全員個性的でした.笑
これは別にディスっているわけではなくて,各々の活躍しやすいフィールドで各々が本来的な能力を活かせている,という意味で全員が個性的だということです.
受容力ある人
また,受容力のある人が多いなと思いました.ここでの受容力とは「あなたが,あなたらしいという部分を以って,あなたとしてそこにいる」ということを「在るがままに認識し,当然の如く認める」ということが出来る能力のことです.
相手のことを受け入れるか否かではなく相手を認める,ということは意外にもなされていない様に思います.
しかし,ゴーリストの方々はどんな人であろうとまず相手のことを認め,そして相手と向き合うということが出来る方ばかりです.
だからこそ,各々が個性的であっても全体としてうまく機能しているのだろうと思います.逆説的ですが,「集団」として上手く機能するためにはその構成要素である「個」が個性的でなければならない,ということを再認識しました.
入社後から今に至るまで
技術研修
入社後の約2カ月間は,エンジニアとしての基礎を学ぶ日々に追われました.技術研修では,プログラミング演習・Crawling/Scraping・インフラ・DB・API・アプリケーション開発など,一通りのことを学習しました.
特に,プログラミングに関しては論理を構築することは容易かったのですが,構築された論理に対応するプログラムの作成が思いの外難しかったです.
また,Crawlingに関するサービスの開発課題に取り組んだ時は,目標がなかなか定まらず苦戦を強いられました.
ただ,この経験があって,アプリケーション開発の課題では「目標を定めて逆算的に取り組む」ことが出来たかなと思います.
職種別研修
職種別研修では,データをCrawlingしてScrapingする作業を体験しました.そこでは,主に設定の仕方や設定の追求の難しさを体感しました.
そして,研修の後は同職種でより実践的な内容に取り組みました.研修時とは異なり様々な要素が実務に絡んでくるため,「前提を鵜呑みにせずに常に疑う」ことや「物事を曖昧にしない様に他者と一緒に明らかにしていく」ことを学びました.
そして現在へ
実は偶然にもチャンスが到来し,現在は日々をインフラエンジニアの修行に励んでおります.今のところは,AWS・Infrastructure as Code・Securityなどに関してキャッチアップし,実務をこなしております.
毎日が勉強の連続であり大変ですが,周りにいらっしゃる優秀な方々のお陰で修行になんとかついていけています.
また,物を開発するよりも論理体系を構築することに元々興味があったため,修行を楽しんで取り組めています.
今後について
現在はインフラエンジニアの卵として日々を過ごしています.ですが,将来は「一つのことに長けたエンジニア」ではなく「様々なことをある程度の深さまで熟知している分野横断的なエンジニア」になることを目指しています.
一般に,研究者の場合は「一つのことに深く秀でているかどうか」という深淵的な専門性が非常に求められます.
しかし一方で,開発者の場合は「辺り一面を広く見渡し,様々なことに熟知している」という俯瞰的な専門性が重要であると思われます.
ゴーリストの掲げる「T字型人間」を体現する存在となるべく日々の中で俯瞰的な専門性を鍛え,何処に行っても活躍できるエンジニアになりたいです.