Goalist Developers Blog

デザインスプリント ~ DAY2 ~

こんちは。渡部です。
今回はデザインスプリントDAY2についてです。
DAY2はプロトタイプとユーザーインタビューの項目作成がメインになります。

DAY1はこちら

developers.goalist.co.jp

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目次

 
 

プロトタイプって必要?

プロダクトの開発に携わったことがない人は
プロトタイプの必要性がイマイチわからないと思います。
「なんで紙芝居なんて作る必要あるの?」的な。
 
逆にアジャイル開発経験者はプロトタイプがあるとすごく安心します。
それはなぜか?
 
まず一番は手戻りが発生しにくいからです。
設計書からの画面作成では細かい動きや挙動が曖昧です。
するとクライアントから「思ってたんと違う!」となり
再度設計なり開発なりをしないといけません。
こういった流れの繰り返しを個人的に「報われない努力」と考えています。
 
たとえ手戻ったとしてもプロトタイプと本番とでは修正コストが違いすぎます。
 
ゆえに個人的には必ずプロトタイプを作って
クライアントやユーザーの意思からずれていないかを確認する
プロセスが大事だと思っています。
 
つまりプロトタイプは必要です!

 
ただ本来のプロトタイプ の狙いは
プロダクトの世界観、ビジュアル、ストーリーをより詳細に伝えることだと思います。
 
 
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とはいえ、デザインスプリントは時間が限られてるため
作り込みはできません。
ゆえに「それっぽく見せる」に特化していきます。

 
 
今回は画面をSketchで作り
挙動をInVisionで繋げていきます。

www.sketchapp.com
www.invisionapp.com

 
 

役割分担

また、DAY2ではこのような役割分担があります。

 Maker     画面デザインを作成する人 (2人以上)
 Sticher     プロトタイプを組む人 (1人)
 Writer     よりリアルな言い回しができる人 (1人)
 Interviewer   完成したプロトタイプを用いてインタビューする人 (1人)
 Test scenario  ユーザーテストのためのシナリオを作成する人 (2人)
 
何度も言いますが、デザインスプリントは時間の勝負でもあります。
得意な役割を担い、チームで協力しないと半端なモノができてしまいます。
良いプロダクトを作るために集まったのに、それでは勿体なさすぎます。

 
DAY1のストーリーボードを再確認し、
デザイナーの担当を割り振ります。
あとは手を動かして作ることに集中します。

 
 

ユーザーインタビュー作成

プロトタイプの方針が決まったら
ユーザーインタビューを作成します。
 
まずペルソナを決め、シナリオを作ります。
ここでは常にユーザーと向き合い直接声を聞いている
セールスの意見がとても参考になります。
 
セールスのメンバーを中心にペルソナ、シナリオを作って行きます。

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常にユーザーと向き合ってきたセールスの議論が熱くなります。。。

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より明確に、具体的にしていくと情報量がとんでもないことになります。
ただ字が汚いだけじゃありません。

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ここから限られた時間でディスカッションを重ね、5つのシナリオに絞り込みました。

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ペルソナもイラスト付きだとイメージしやすいですね。
(もうCTOの絵は出て来ませんw)

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プロトタイプ 作成

ここからプロトタイプを作成していきます。
ゴーリストのデザイナー3人が分担して作業します。

画面を割り振り各々のSketchで作業します。

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こんな感じ。。。  
 
 
Sketchで画面を作ったらInVisionに上げます。
余談ですがInVisionに上げる際に「チン!」と音がします。
 
上がってきた画面をInVisionでつなぎこみをします。
ここはデザイナーじゃなくても作業できるのでやってみます。

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ここでちょっとしたtipsを紹介(ただの備忘録)。
InVisionでヘッダーの固定をします。

まず画面下のタブメニューから「BUILD MODE」にします。

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「BUILD MODE」にすると、画面上部に「FIXED HEADER」が現れるので チェックマークを入れます。
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チェックマークを入れると、ヘッダーを固定したい位置に設定できるようになります。 f:id:watabe1028:20180301202040p:plain

 
 
これを画面のヘッダー部分に合わせて、「BUILD MODE」を終了させるともう固定されてます。
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わかるかな。。。
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これ簡単で良いですね。

画面数や操作数でプロトタイプの工数がめっちゃ変わるので
InVisionで色々やれると助かりますね。
こんな感じでプロトタイプを作っていきます。
 
 

DAY2 まとめ

インタビューのシナリオ作成ではセールスを中心に盛り上がり、
プロトタイプ作成ではデザイナーが八面六臂の活躍で
デザインツールが使えないエンジニアは無力感を感じるかもしれません。
(実際に感じてました。。。)
 
Sketchが扱えないのでInVisionの手伝いをするが
InVisionもさほど使えない。。。
 
でも本番画面と近づけさせるためには
画面上の文言や表示させるテキストなどが必要です。
 
これらの準備をしたり
自分にできる作業を見つけてやる、という当たり前のことを
意識するきっかけにもなりました。
 
新鮮な気持ちにもなるし、身近な気づきもあるし
デザインスプリントは良い勉強になります。

 
 

おまけ

ゴーリストでは、今回デザインスプリントで使っているスペースで
勉強会などをたまーに開催しています。
会場などをお探しの方は是非お声かけください!
(20人くらいはいけます!)
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また、一緒に働く仲間も募集しています!

recruit.goalist.co.jp